「患者さんに薬の説明をしてもうまく伝わらない」
「職場のスタッフと、どうもうまく意思疎通ができない」
医療現場で、こんなコミュニケーションの悩みを抱えていませんか?
実は私自身、かつては
「うまく話して相手を説得しよう」と必死になり、
空回りして失敗ばかりしていました。
そこで「伝え方のテクニック」を
学んでは現場で試したものの、
一向にうまくいかずに落ち込む……
そんなことの繰り返しでした。
しかし、ある時から「伝え方のテクニック」を磨くのをやめ、コミュニケーションの根本的な「考え方」に磨きをかけたことで、少しずつ、確実に現場での対話がうまくいくようになりました。
コミュニケーションの技術をどんなに高めても、
そもそもの「考え方」が間違っていてはうまくいきません。
そこで今回は、薬や医療の知識を学ぶ以前に、
社会人人生で一生役立つ「コミュニケーションの本質(考え方)」に気づけるおすすめ書籍を5冊ご紹介します。
私と同じように、会話に苦手意識を持つ方にこそ読んでいただきたいラインナップです。
頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉 著)
「うまく話す」のをやめ、相手の視点に立つための第一歩
かつての私は
「自分が持っている知識を、いかに流暢に伝えるか」ばかり考えていました。
しかし、患者さんの理解度や、
同僚の置かれている状況を無視した情報提供は、
単なる自己満足に過ぎません。
本書は、口を開く前に
「相手がこの発言をしたのはどうしてだろうか」
「相手がどう受け取るか」
「本当にこの言葉で伝わるのか」を
一呼吸おいて考えるための考え方をわかりやすい具体例と合わせて教えてくれます。
人を動かす(D・カーネギー 著)
正論だけでは人は動かない。人間関係の普遍的な原則
患者さんが提案を受け入れて
生活習慣を変えることや、
職場のメンバーに気持ちよく仕事を
引き受けてもらったりするのは、
まさに「人を動かす」行為です。
しかし、「エビデンスがあって正しい」という正論だけでは、
人が行動を変えてみようとは、そう簡単にはなりませんよね。
(正論だけでは、むしろ反感を買うこともしばしば…)
本書で語られる「相手の立場に立つ」「重要感を持たせる」といった原則は、
現場における信頼関係構築の絶対的な土台になります。
相手を否定せず、自ら動きたくなるような関わり方の本質が詰まった、
時代を超えた名著です。
影響力の武器(ロバート・B・チャルディーニ 著)
人間の心理的メカニズムを知り、より良い選択へ導く
人はどのような時に説得され、行動を起こすのか。
その心理的メカニズム(返報性、権威、一貫性など)を科学的に解説した一冊です。
これを悪用するのではなく、医療者が正しく理解することで、
「患者さんが治療に対して前向きになるアプローチ」や
「職場で円滑に協力を得る方法」
を戦略的に組み立てることができます。
人間心理的メカニズムを知ることで、
上手くいく会話と上手くいかない会話の
違いがみえてくるはずです。
人は話し方が9割(永松 茂久 著)
「流暢に話さなきゃ」という呪縛を手放し、「安心感」を提供する
私が「うまく話さなくてもいいんだ」と
気づけた大きなキッカケになった本です。
タイトルを見ると
話し方のテクニック本のようですが、
実は、話し方というよりも
「聞き方」がメインの内容です。
人は誰もが
「自分のことを分かってほしい」
と切望する生き物。
こういった特徴をふまえて、
「自分が何をうまく話すか」よりも
「相手にいかに気持ちよく話してもらうか」
患者さんはもちろん、同僚との会話でも、
この聞き方を理解することで、信頼構築にもつながるはずです!
反応しない練習
人間関係の摩擦からメンタルを守る、「考え方」がわかる!
クレーム対応や、感情的になっている患者さんとの対話、
あるいは職場での人間関係のトラブルなど、
医療現場では心がすり減る場面よくありますよね…。
そんな時、相手の言葉に「すぐに反応」してしまうと、
冷静なコミュニケーションは成り立ちません。
本書は、あらゆる悩みやストレスに対して
「必要のない反応はしない」ための考え方を教えてくれます。
聞かないのではなく、相手の感情を受け止めつつも、
自分自身はブレずにフラットな状態を保つ。
医療者自身の心を守る方法が学べる一冊です。
本書なら、Kindle Unlimited 読み放題 に登録すれば”初月無料”で読めます!
まとめ
大切なのは、話し方のテクニックを集めるより、
根本的な考え方をアップデートすることです。
焦って会話上手を目指そうと思わなくても、
「相手に伝わった」という実感は確実に増えていきます。
医療現場でも社会でも一生役立つ「コミュニケーションの本質」を、
ぜひこれらの本から考え方を学び、その先の行動に少しずつ活かしてみてください!


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